第十回:組織づくり編③

クライアントさんが抱えている様々な課題が、うちなら全て解決できるという状態を作るには、やっぱりチーム戦が良いと考えています。
 
私は、事業を進めるために人を動かしたり、体制づくりなどは得意ですが、たくさん苦手なところあります。
制作物も作れないし、すごく分析できるわけでもない・・・
組織構築以外は、そこまで長けているわけではないんです。
 
でも苦手な部分は、執行委員の方が補ってくれています。
 
前回のブログから1社増えて今年は8社立ち上げるので、8人の経営者+山本+私がいる状態になるので経営者10名でミーティングすればなかなかのものが出来上がります。
 
ぶっちゃけてしまうと、経営者は寂しいと感じている人が多いんです。
どんなに優秀でアイディアマンでも相手の反応を見ないと何が正しいのかわからなくなって、話を聞いて欲しいと思うこともあります。
知り合いの経営者さんとかがいない方からは、壁打ちコンサルで話を聞いて欲しいという依頼を受けることがあります。
人に話を聞いてもらうのはすごく重要で、閃いたときはすごく良いときらめいて見えるアイディアでも、みんなに言ったら反応すっごく悪くてびっくりするみたいなこともあります(笑)
逆にポロッと言ったことが、みんなの反応がよくて「あれ?結構良いサービス?」と思うことも。
 
客観的な目線で意見を貰うことはすごく重要で、考えていたターゲットにハマらないと思うことでも、「こっちのお客さんにはハマるよね」と他の執行役員から意見がでることもあります。
 
売り先、価格、組み立て、未来が見えづらいなど、仲間だからこそ色々な意見が出て事業が伸びていくのかな、と思います。
 
仲間なので企業秘密もないですし、一個人としても会社としても相談しやすい環境づくりが出来ていると感じています。
 
ライバルに抜かれたくないという思いから情報を出し惜しみする企業も結構ありますが、そういう企業は停滞しがち。
ライバルより自分の方が良いのではなく、全員の得意なところをみんなに教えていけば、みんなすごく優秀な人材になると思っています。
 
会社員でも社長でもそうなのですが、仕事を頑張れるかどうかで大切なのは人間関係。
どんなにきつい仕事でも、人間関係が良い会社は頑張れるんです。
逆にただ座っているだけの楽な仕事でも、人間関係が悪いと会社にいられないんですよね。
 
まずは、人間関係の悪さを取り除いてあげるという形です。
エイジス北海道時代、当時の社長にいわれた「組織は強くするのではなく、大きくする」という言葉が印象的でした。
 
売上を大きくすると人を増やしますが、人を育てないと規模は大きいけど穴だらけで弱くなってしまうんです。
きちんと中を育てながらサービスを拡大していくと、凝縮されたまま大きくなるから簡単には壊れない会社ができる。
 
そういう意味で、“強い会社作り”をしたいなというのが今の自分のコンセプトです。